最近のマスコミの取材・報道の方法に対し色々な意見があるようですが、実はマスコミというのは、
ニュース=新しいできごと
報道=ニュースなどを知らせること.
マスコミ(ュニケーション)=新聞などの情報の大衆への大量伝達
マスメディア=マスコミの媒体(新聞・放送など)
(
三省堂より )
であり、要は、新しい出来事を新聞・放送によって大衆に知らせること。で、その活動によって収入を得ているのです。だから、あるニュースが「何の(誰の)役に立つか?その報道がどんな影響を与え、どんな事柄が起きるのか」は、マスコミが考える必要がないし考えてない。のだと思います。(ニュースを伝える事がマスコミの仕事であり使命であり存在価値ですから)
それ故に報道が加害者だけではなく被害者や関係者に大きな傷を負わせたとしても、日常を変えてしまったとしても、マスコミとしては大きな仕事をした。という事なるのだと思います。(ワイドショーなんかは解りやすい例ではないでしょうか?)
これは、我々がマスコミに抱く一般的な感覚とは違うと思いますが、TV報道などで懸命に救助をしている側で、平気でカメラをまわしている状態を考えてみると理解できるような気がします。彼らも、ニュースを大衆に伝えるため「仕事」をしているのです。但し、懸命に救助をしている人たちとは比べようもないくらいのレベルだというのが通常の感覚だと思いますが。(事故列車に乗り合わせた運転士と同じような気がするのは気のせいでしょうか?)
が、そんなレベルであっても大衆に一斉に伝達する手段を持つマスコミの影響は、刷り込み効果もあって絶大です。その力を「事実を知らせること」だけに使うのではなく、その影響力も考慮して使って欲しいと思うのです。とはいえ、一般大衆はヒーロー(正義の意味方)とヒール(悪者)を求めるものであるし、小難しい話は視聴率や部数に跳ね返り、マスコミといえでも一営利企業であり、その中で働く人はサラリーマンであることから、そういうマスコミを形成してしまうのは、そういうニュースを求める我々大衆の責任であるとも言えるかもしれません。
が、マスコミ関係者の方々には、力には責任があり、時と場合によっては(劇)毒(暴力)にも薬にもなる事をよく考えて行動して欲しいなぁ。と切に願ってやみません。。。
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